トイレ・排泄
猫のおしっこ回数の目安は?1日何回が正常?異常のサインと受診の目安を解説
猫のおしっこは1日何回が普通?回数が多い・少ないときの原因、血尿や出ない場合など注意したいサインを解説します。
この記事の目次
猫のおしっこは、健康状態を知るための大切なサインです。
「最近トイレに行く回数が多い気がする」
「今日はまだおしっこしてない?」
「何度もトイレに行くのに、あまり出ていない気がする」
と気になったことはありませんか?
猫は腎臓や泌尿器のトラブルに注意したい動物です。
そのため、日頃からおしっこの回数や量、色、トイレでの様子をチェックしておくことが大切です。
この記事では、猫のおしっこ回数の目安、年齢による違い、注意したい異常のサイン、病院へ行くべきケースをわかりやすく解説します。
猫のトイレ記録について知りたい人は、猫のトイレ記録が必要な理由 も参考にしてください。
1猫のおしっこは1日何回が正常?
健康な成猫の場合、おしっこは1日2〜4回程度が一般的な目安です。
ただし、これはあくまで目安です。
おしっこの回数は、
- 年齢
- 食事内容
- 飲水量
- 気温
- 体質
- フードの水分量
- ストレス
- 健康状態
によって変化します。
そのため、
「必ず1日3回でなければいけない」
というわけではありません。
大切なのは、いつもの回数と比べて変化がないかを見ることです。
普段から1日2回の猫が急に5回になった。
いつもは毎日出ているのに、今日は出ていない。
このような変化がある場合は、注意して様子を見ましょう。
猫の健康管理全体を見直したい人は、猫の健康管理チェックリスト もおすすめです。
2年齢別のおしっこ回数の目安
猫のおしっこ回数は、年齢によっても変わります。
子猫
子猫のおしっこは、1日3〜6回程度になることがあります。
成長期は水分代謝が活発で、排尿回数も多くなる傾向があります。
ただし、子猫は体調変化が出やすい時期でもあります。
元気がない、食欲がない、おしっこが出ていない、下痢や嘔吐がある場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
子猫を迎えたばかりの人は、子猫を迎える準備 も参考になります。
成猫
成猫のおしっこは、1日2〜4回程度が目安です。
最も一般的な回数ですが、フードの種類や飲水量によっても変わります。
ドライフード中心の猫と、ウェットフードを多く食べる猫では、飲み水から取る水分量やおしっこの量が違うことがあります。
成猫では、いつもの回数から急に増えたり減ったりしていないかを見ることが大切です。
シニア猫
シニア猫のおしっこは、1日2〜5回程度になることがあります。
高齢になると、
- 腎機能の変化
- 飲水量の増加
- 筋肉量の低下
- 持病
- 薬の影響
などによって、おしっこの回数が増えることがあります。
特に、水を飲む量が増えた、おしっこが増えた、体重が減ってきたという変化がある場合は注意が必要です。
シニア期の健康管理については、シニア猫の健康管理 も参考になります。
3おしっこ回数が多い場合に考えられること
おしっこの回数がいつもより多いときは、飲水量やトイレでの様子もあわせて見ましょう。
飲水量が増えている
水をよく飲むと、おしっこの回数や量も増えやすくなります。
夏場や暑い部屋で過ごしているとき、一時的に飲水量が増えることもあります。
また、ドライフード中心の食事では、水を飲む量が増えることがあります。
ただし、水をたくさん飲む状態が続く場合や、体重減少・食欲変化・元気の低下がある場合は、動物病院へ相談しましょう。
水分量が気になる人は、猫が水を飲まない原因 も参考になります。
ストレス
環境の変化によって、一時的にトイレの回数が変わることがあります。
たとえば、
- 引っ越し
- 来客
- 新しい猫を迎えた
- 家具の配置変更
- 大きな音
- トイレの場所変更
などです。
ストレスによってトイレの回数が増えたり、トイレ以外で排尿したりすることもあります。
猫同士の関係が気になる場合は、猫同士の相性診断 も参考になります。
病気の可能性
おしっこ回数が急に増えた場合、次のような病気が関係することがあります。
- 腎臓病
- 糖尿病
- 膀胱炎
- 尿路感染症
- 甲状腺疾患
特に、おしっこの回数が増えたうえに、水をたくさん飲む、体重が減る、元気がないなどの変化がある場合は注意しましょう。
自己判断せず、気になる変化が続く場合は動物病院へ相談することが大切です。
4おしっこ回数が少ない場合に考えられること
おしっこの回数が少ない場合も注意が必要です。
水分不足
おしっこが少ない原因の一つに、水分不足があります。
水を飲む量が少ないと、おしっこの回数や量が減ることがあります。
水飲み場を増やす、器を変える、ウェットフードを取り入れるなどで改善する場合もあります。
脱水
体調不良によって飲水量が減ると、脱水につながることがあります。
食欲がない、元気がない、嘔吐している、水を飲まないといった様子がある場合は注意しましょう。
尿路閉塞
特に注意したいのが、尿路閉塞です。
おしっこが出ない状態は、命に関わることがあります。
特にオス猫では、尿道が詰まって尿が出なくなるケースがあり、緊急性が高いです。
何度もトイレに行くのにほとんど出ていない、痛そうに鳴く、ぐったりしているなどの場合は、早めに動物病院へ相談してください。
5危険なおしっこのサイン
次のような症状がある場合は、早めに受診を検討しましょう。
何度もトイレに行くのに、ほとんど出ていない
何度もトイレに入るのに、少量しか出ない、または出ていない場合は注意が必要です。
膀胱炎や尿路トラブル、尿路閉塞などが関係していることがあります。
特に、おしっこがまったく出ていない可能性がある場合は、緊急性があります。
血尿がある
赤色やピンク色の尿、血が混じったような尿がある場合は注意が必要です。
膀胱炎、尿路トラブル、結石などが関係することがあります。
血尿に気づいた場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
排尿時に鳴く
排尿時に鳴く、痛そうにする、何度も踏ん張るような様子がある場合は、痛みや違和感がある可能性があります。
普段と違う様子がある場合は、受診を検討しましょう。
24時間以上おしっこが出ていない
24時間以上おしっこが出ていない場合は、緊急性があります。
特にオス猫はすぐに動物病院へ相談しましょう。
トイレ以外で排尿する
トイレ以外で排尿する場合、病気やストレス、トイレ環境の問題が関係していることがあります。
急に粗相が増えた場合は、叱るのではなく、まず体調とトイレ環境を確認しましょう。
トイレ環境を見直したい人は、猫のトイレ掃除頻度 も参考になります。
6おしっこの色もチェックしよう
おしっこは回数だけでなく、色も確認しましょう。
薄い黄色
一般的なおしっこの色です。
いつもと同じ色で、回数や量にも大きな変化がなければ、ひとまず安心材料になります。
濃い黄色
水分不足や脱水気味の可能性があります。
暑い日や飲水量が少ない日には濃くなることもあります。
ただし、元気がない、食欲がないなどの変化がある場合は注意しましょう。
赤色・ピンク色
血尿の可能性があります。
早めに動物病院へ相談しましょう。
透明に近い
水をたくさん飲んでいる場合、おしっこが薄くなることがあります。
飲水量増加や腎臓病などが関係することもあるため、水を飲む量・おしっこの回数・体重の変化をあわせて見ましょう。
7毎日チェックしたいポイント
トイレ掃除の際に、次のポイントを軽く確認するだけでも健康管理に役立ちます。
- 回数
- 色
- 量
- におい
- トイレに何度も行っていないか
- 痛そうにしていないか
- トイレ以外で排尿していないか
毎日すべてを細かく記録する必要はありません。
ただし、いつもと違う変化があったときにメモしておくと、通院時にも説明しやすくなります。
紙で記録したい人は、猫のお世話帳テンプレート や 猫の健康管理ノートPDF もおすすめです。
8記録しておくと変化に気づきやすい
猫の病気は、ある日突然見つかるのではなく、少しずつ変化が現れることがあります。
例えば、
- 1日2回だったのが4回になった
- 水を飲む量が増えた
- 尿量が増えた
- トイレに何度も行くようになった
- 体重が減ってきた
などです。
こうした変化は、記録していないと気づきにくいものです。
最近では、CATMIRUのようなお世話記録アプリを活用して、
- おしっこの回数
- うんち
- ごはん
- 体重
- 水替え
を家族で共有する家庭も増えています。
「なんとなく変かも」を見逃さないためにも、簡単な記録を残しておくと安心です。
CATMIRUはこちら
猫のお世話をスマホで管理したい人は、猫のお世話管理アプリおすすめ も参考になります。
9多頭飼いでは猫ごとにおしっこを確認しよう
多頭飼いでは、
「おしっこが増えているのはどの猫?」
「今日は誰がおしっこしていない?」
と分からなくなることがあります。
多頭飼いでは、猫ごとのトイレ記録が大切です。
たとえば、
アオ
- おしっこ2回
- いつも通り
ミル
- おしっこ4回
- いつもより多い
というように分けて見られると、体調変化に気づきやすくなります。
多頭飼いのトイレ管理については、多頭飼いのトイレ管理 や 猫ごとの健康記録の残し方 も参考になります。
10体重やごはん量も一緒に見よう
おしっこの変化は、体重や食事量とも関係していることがあります。
たとえば、
- おしっこが増えた
- 水をよく飲む
- 体重が減っている
- 食欲が変わった
という場合は、体調変化のサインかもしれません。
おしっこだけでなく、体重・ごはん・うんちもあわせて見ると、健康状態を把握しやすくなります。
体重記録については、猫の体重を記録するメリット も参考になります。
11猫のおしっこチェックリスト
毎日見ること
- おしっこが出ているか
- 回数はいつも通りか
- 量に変化はないか
- 色はいつも通りか
- トイレに何度も行っていないか
気になるときに見ること
- 水を飲む量が増えていないか
- 食欲はあるか
- 元気はあるか
- 体重が減っていないか
- 血尿がないか
- 排尿時に鳴いていないか
12まとめ
猫のおしっこ回数は、成猫なら1日2〜4回程度が一般的な目安です。
ただし大切なのは、
- 回数
- 色
- 尿量
- 最近の変化
- その猫にとっていつも通りか
を継続して見ることです。
特に、
- 急に回数が増えた
- ほとんど出ていない
- 血尿がある
- 何度もトイレに行く
- おしっこが出ていない
場合は病気の可能性もあります。
日頃からトイレの様子を確認し、小さな変化に気づけるようにしておきましょう。
トイレ掃除のついでに記録するだけでも、愛猫の健康管理に役立ちます。