記事一覧に戻る

食事・水分

猫がごはんを食べない原因|考えられる理由・受診目安・自宅でできる対処法

2026.06.10#食事・水分
猫がごはんを食べない原因|考えられる理由・受診目安・自宅でできる対処法

猫がごはんを食べない原因を解説。フードの好み、ストレス、口のトラブル、病気など考えられる理由や、受診目安、自宅でできる対処法を紹介します。

この記事の目次

  1. 1 猫がごはんを食べないときは要注意
  2. 2 猫がごはんを食べない主な原因
  3. 3 こんな場合は早めに動物病院へ
  4. 4 自宅でできる対処法
  5. 5 シニア猫は特に注意
  6. 6 記録しておくと変化に気づきやすい
  7. 7 アプリでごはん・体重・トイレ記録をまとめて管理する方法
  8. 8 猫がごはんを食べないときのチェックリスト
  9. 9 まとめ
  10. 10 こちらの記事もどうぞ

いつもは元気にごはんを食べる猫が、

「今日はほとんど食べていない」

「いつものフードを急に残した」

「食べたそうなのに、口をつけない」

「おやつは食べるのに、主食を食べない」

そんな状態になると心配になりますよね。

猫がごはんを食べない理由は、ひとつではありません。

一時的な食欲低下のこともあれば、フードや環境の変化、ストレス、口の中のトラブル、病気が関係していることもあります。

特に、

  • 24時間以上ほとんど食べない
  • 水も飲まない
  • 元気がない
  • 嘔吐が続く
  • ぐったりしている
  • 体重が減っている

といった場合は注意が必要です。

この記事では、猫がごはんを食べない原因、受診を検討したいサイン、自宅でできる対処法を解説します。

猫の健康管理全体を見直したい人は、猫の健康管理チェックリストも参考にしてください。

1猫がごはんを食べないときは要注意

猫は、食べない状態が長く続くと体に負担がかかりやすい動物です。

特に肥満気味の猫では、長時間食べない状態が続くことで、肝リピドーシスと呼ばれる脂肪肝を起こすことがあります。

そのため、

「そのうち食べるだろう」

と長く様子を見続けないことが大切です。

もちろん、少し残しただけで必ず病気というわけではありません。

フードの好みや気温、環境の変化で一時的に食べる量が減ることもあります。

ただし、いつもと比べて明らかに食べない、食欲が落ちている、元気がない場合は、早めに原因を確認しましょう。

ごはんの量や食べ残しを記録したい人は、猫のごはん管理も参考になります。

2猫がごはんを食べない主な原因

フードが気に入らない

猫がごはんを食べない原因として、意外と多いのがフードの好みです。

たとえば、

  • フードを変えた
  • 開封して時間が経った
  • 香りが弱くなった
  • 保管状態が悪かった
  • 粒の大きさや硬さが合わない
  • 飽きてしまった
  • 冷蔵庫から出したばかりで冷たい

といった理由で、食べなくなることがあります。

猫はにおいを重視するため、人間には分からない香りの変化でも食べなくなることがあります。

ウェットフードの場合は、冷蔵庫から出した直後の冷たさを嫌がる猫もいます。

ごはんを変えた直後に食べなくなった場合は、以前食べていたフードに戻す、少しずつ切り替えるなどの方法を試してみましょう。

ただし、食べない状態が続く場合は、フードの好みだけと決めつけないことが大切です。

ストレスや環境の変化

猫は環境変化に敏感です。

次のような変化があると、食欲が落ちることがあります。

  • 引っ越し
  • 来客
  • 新しい猫や動物を迎えた
  • 家具の配置変更
  • 大きな音
  • 工事や雷
  • 家族の生活リズムの変化
  • トイレや食事場所の変更
  • 留守番時間の変化

猫にとって安心できる環境を整え、静かな場所で食べられるようにすることが大切です。

多頭飼いの場合は、他の猫が近くにいることで落ち着いて食べられないこともあります。

食事場所を分ける、見えない位置で食べられるようにするなど、猫ごとの安心できる場所を作りましょう。

多頭飼いのごはん管理については、多頭飼いのごはん管理も参考になります。

気温や季節の変化

夏場や季節の変わり目に、食欲が落ちる猫もいます。

暑さで活動量が減ったり、フードのにおいが変わったりすることで、食べる量が減ることがあります。

元気があり、水を飲んでいて、少しは食べている場合は様子を見られることもあります。

ただし、

  • ぐったりしている
  • 嘔吐している
  • 水も飲まない
  • 体重が減っている
  • 呼吸が苦しそう
  • 尿や便の様子もおかしい

といった場合は注意が必要です。

水分の変化も気になる場合は、猫が水を飲まない原因も確認してみてください。

口の中のトラブル

猫は痛みを隠すことがあります。

そのため、歯や口の中に問題があっても、すぐには分かりにくいことがあります。

たとえば、

  • 歯周病
  • 歯肉炎
  • 口内炎
  • 歯の痛み
  • 口の中の傷
  • 歯がぐらついている

などがあると、ごはんを食べにくくなることがあります。

この場合、食べたい気持ちはあるのに、食べると痛くてやめてしまうことがあります。

次のような様子がある場合は、口の中のトラブルも疑いましょう。

  • 食べたそうにするのに食べない
  • 片側だけで噛む
  • よだれが増える
  • 口を気にする
  • フードをこぼす
  • ドライフードだけ嫌がる
  • 口臭が強い
  • 顔まわりを触られるのを嫌がる

気になる場合は、動物病院で相談しましょう。

病気による食欲低下

さまざまな病気で食欲不振が見られることがあります。

たとえば、

  • 腎臓病
  • 糖尿病
  • 消化器疾患
  • 感染症
  • 甲状腺疾患
  • がん
  • 発熱
  • 脱水
  • 尿路トラブル
  • 痛みを伴う病気

などです。

特にシニア猫では、食欲低下が体調変化のサインになることがあります。

食欲だけでなく、

  • 体重
  • おしっこ
  • うんち
  • 水を飲む量
  • 元気の様子
  • 隠れる時間
  • 歩き方
  • 嘔吐や下痢の有無

も一緒に確認しましょう。

シニア猫の健康管理については、シニア猫の健康管理も参考になります。

3こんな場合は早めに動物病院へ

猫がごはんを食べないとき、次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 24時間以上ほとんど食べない
  • 水も飲まない
  • 嘔吐が続く
  • 元気がない
  • ぐったりしている
  • 呼吸が苦しそう
  • 急に体重が減った
  • 下痢が続く
  • おしっこが出ていない
  • 何度もトイレに行く
  • 口を痛がる様子がある
  • よだれが多い
  • 子猫やシニア猫で食欲がない

特に、食べない状態が続く場合は自己判断で様子を見続けず、動物病院へ相談しましょう。

猫は体調不良を隠すことがあるため、「いつもと違う」と感じたら早めに確認することが大切です。

体重が減っている場合は、猫の体重が減る原因も参考になります。

4自宅でできる対処法

猫が少し食欲を落としているものの、元気があり、水も飲んでいて、緊急性が高くなさそうな場合は、自宅でできる工夫もあります。

ただし、食べない状態が続く場合や、元気がない場合は、早めに動物病院へ相談してください。

フードを少し温める

フードを少し温めると、香りが強くなり、食べやすくなることがあります。

ウェットフードなら、電子レンジで数秒程度温める方法があります。

ただし、熱すぎると口をやけどする可能性があるため、必ず人肌程度か確認しましょう。

ドライフードの場合は、ぬるま湯で少しふやかす方法もあります。

香りが立つことで食べやすくなる猫もいます。

ウェットフードを試す

食欲が落ちているときでも、ウェットフードなら食べる猫もいます。

ウェットフードは水分も含むため、水分補給にもつながります。

ただし、急にフードを変えるとお腹を壊すこともあるため、少量から試しましょう。

療法食を食べている猫の場合は、自己判断で別のフードに変えず、動物病院に相談してください。

食器を変える

猫によっては、食器が原因で食べづらいことがあります。

たとえば、

  • 深い皿
  • 狭い皿
  • ヒゲが当たる皿
  • 滑りやすい皿
  • においが残っている皿
  • 高さが合わない食器

を嫌がることがあります。

浅くて広めの食器や、高さのある食器に変えると食べやすくなることがあります。

食器の汚れやにおいも食欲に影響することがあるため、清潔に保ちましょう。

静かな場所で与える

猫が落ち着いて食べられる環境を作りましょう。

人の出入りが多い場所や、他の猫に見られる場所、トイレの近くでは食べにくい猫もいます。

食事場所を静かな場所に変えるだけで、食べるようになることもあります。

多頭飼いの場合は、猫ごとに食事場所を分けるのもおすすめです。

フードを少量ずつ出す

一度にたくさん出すよりも、少量ずつ出した方が食べやすい猫もいます。

特に、香りが飛びやすいフードや、食べ残しを嫌がる猫では、少量ずつ新鮮な状態で出すのがおすすめです。

食べた量を把握したい場合も、少量ずつ出すと残した量が分かりやすくなります。

5シニア猫は特に注意

シニア猫では、若い猫よりも食欲低下に注意が必要です。

11歳を超える頃から、食欲低下の原因として、

  • 腎臓病
  • 甲状腺疾患
  • 歯の病気
  • 筋肉量の減少
  • 消化器の不調
  • 慢性的な痛み

などが増えてきます。

シニア猫では、食欲が少し落ちただけでも体重に影響することがあります。

若い頃よりも慎重に観察しましょう。

体重推移も一緒に確認したい人は、猫の体重推移の見方も参考になります。

6記録しておくと変化に気づきやすい

猫の体調変化は、ある日突然はっきり出るとは限りません。

少しずつ変化が現れることもあります。

たとえば、

  • ごはんを残す日が増えた
  • 食べる量が減った
  • 体重が落ちた
  • 水を飲む量が増えた
  • おしっこが増えた
  • うんちの状態が変わった
  • 元気に遊ぶ時間が減った

といった変化です。

こうした変化は、記録していないと気づきにくいものです。

日々の記録があることで、

  • いつから食欲が落ちたのか
  • どのくらい食べる量が減ったのか
  • 体重も減っているのか
  • おしっこやうんちにも変化があるのか

を把握しやすくなります。

紙で記録したい人は、猫の健康管理ノートPDF猫のお世話帳テンプレートもおすすめです。

7アプリでごはん・体重・トイレ記録をまとめて管理する方法

最近では、CATMIRUのような猫のお世話記録アプリを利用して、食事量・体重・トイレ記録をまとめて管理する家庭もあります。

CATMIRUでは、

  • ごはん
  • おしっこ
  • うんち
  • 水替え
  • 体重

などを記録できます。

家族で共有できるため、

「いつから食欲が落ちたのか」

「誰がごはんをあげたのか」

「今日はうんちが出ているのか」

「体重は減っていないか」

も確認しやすくなります。

CATMIRUはこちら

猫のお世話をスマホで管理したい人は、猫のお世話管理アプリおすすめも参考になります。

8猫がごはんを食べないときのチェックリスト

猫がごはんを食べないときは、次の項目を確認してみましょう。

まず確認したいこと

□ フードを変えたか

□ 開封して時間が経っていないか

□ 食器が汚れていないか

□ 食事場所が落ち着けるか

□ 最近ストレスになる変化があったか

□ 水は飲んでいるか

□ 多頭飼いで他の猫が近くにいないか

体調面で見たいこと

□ 24時間以上食べていないか

□ 元気はあるか

□ 嘔吐していないか

□ 下痢していないか

□ おしっこは出ているか

□ 体重が減っていないか

□ 口を痛がっていないか

□ 呼吸が苦しそうではないか

受診を検討したいサイン

□ ほとんど食べない状態が続く

□ 水も飲まない

□ 元気がない

□ 嘔吐が続く

□ 体重が急に減った

□ 呼吸が苦しそう

□ ぐったりしている

□ おしっこが出ていない

気になる項目がある場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。

9まとめ

猫がごはんを食べない原因は、

  • フードの好み
  • ストレス
  • 気温や季節の変化
  • 口の中のトラブル
  • 病気

などさまざまです。

一時的なこともありますが、

  • 24時間以上食べない
  • 水も飲まない
  • 元気がない
  • 嘔吐が続く
  • 体重が減っている
  • おしっこが出ていない

場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。

普段から食事量や体重、トイレ記録を残しておくことで、愛猫の小さな変化にも気づきやすくなります。

「いつもと違う」に気づくためにも、毎日のごはんの様子を少しずつ記録しておくと安心です。

10こちらの記事もどうぞ

「やった?」を言わなくていい毎日へ

キャットミルは、猫のお世話や健康の記録を家族で共有できるアプリです。

  • ごはん・排泄を記録
  • 体重の変化をグラフで確認
  • 家族でリアルタイムに共有
  • 通院やワクチンの管理もできる
App Storeからダウンロード

無料でダウンロード

この記事は役に立ちましたか?

この記事をシェアする

関連記事